• 【コラム】

訪問看護は症状の観察や処置だけではなくこころのケアも重要

訪問看護は、患者さんに起こっている症状の観察や処置をメインとして行われていきますが、症状の観察や処置などの医療行為を行うだけではなく、こころのケアも求められることから重要な役割を担っています。

特に、慢性疾患や終末期の患者は、孤独感や喪失感、将来への不安に悩まされることが少なくありません。

このような心の問題に対応するため、訪問看護師は患者や家族の気持ちに寄り添い、話をしっかり聞くことで、患者さんはもちろん、患者さんに寄り添うご家族にも安心感を提供することができます。

さらに、患者が前向きな気持ちを持つことができるような心理的なサポートなどの支援も行います。これにより、治療への意欲が湧き、リハビリなどに積極的に取り組むことが可能となるなど、生活の質の向上を期待することができます。

病人を抱える家族は、ストレスを感じることも多いため、訪問看護師は家族に対しても心理的な支援を行い、必要に応じて他の専門家や支援サービスと連携します。

訪問看護は、看護師が担う医療行為などを最優先として行われていきますが、それ以外にも、訪問看護を必要とする方とその家族の健康と幸福を支える重要な役割を担っています。

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